2015年1月25日 塩山宗満
出エジプト記 18章12-27節 (旧約 123ページ)
一人で働きすぎていたモーセを見て、エトロは提案をします。「モーセ、あなたがなすべきことは何かよく考えなさい。民の中から信頼できる人、神の示される道を歩く人を選び出してそのひとたちに、いろいろな役割を与えなさい。その人たちに小さな事件は裁かせ、大きな事件があった時だけあなたが扱えばよいのです。」
モーセはエトロの提案を聞いて、やってみようと思い、イスラエルの民の中から有能な人を選びました。そしてその能力に従って、任命してそれぞれに権限を譲っていきました。「あなたが民に代わって神の前に立って事件について神に述べ、彼らに掟と指示を示して、彼らの歩むべき道となすべき事を教えなさい。(18:19-20)」とエトロが語ったように、モーセが神の前に立って問題を神に伝え、神からの示しを頂いてそれを群れの人々にしっかりと伝えなさい、ということに集中することができました。このようにしてエジプトから脱出してきたイスラエルの民は群れとしての形が整い、成長していったのです。
わたしたちの教会でも役割分担は大きなところでは決まっています。牧師のわたしが宣教を担当し、礼拝、伝道、牧会、奉仕を執事さんを中心とした教会員で分担しています。だれもが第一にできることは一緒に礼拝をすることです。なかなか出席できない方でも、祈って教会を支えることはできます。どうか教会のため、教会の一人一人のために祈ってください。また、教会の宣教のためには様々な働きが必要とされますので、その一つでも分担をしてください。ご一緒に神の国のために歩んでいこうではありませんか。