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 Mobara Baptist Church

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「主、エジプトへ」

2024年12月29日 塩山宗満

 マタイによる福音書 2章13-23節

 イエス様がお生まれになったときにベツレヘム周辺に生まれたこどもたちは殺されるという悲惨な目にあいました。それはヘロデの罪によって引き起こされた悲劇でした。その中で、光をこの世にもたらすために誕生したイエス様は、父なる神のお守りの内に育って行かれました。それから30年経って、このイエスと言う方が人類に光を持って来られたことが明らかになりました。救いを持ってきて、人々を暗やみから引き出してくださいました。18節の言葉「ラマで声が聞こえた。激しく嘆き悲しむ声だ。ラケルは子供たちのことで泣き、慰めてもらおうともしない、子供たちがもういないから。」はエレミヤ書31章からの引用で、こどもを失った母親の嘆きを記したものなのですが、そのすぐ後に、泣き止みなさい、苦しみは終わる、未来には希望があるという回復の言葉が続いています。これは、イエス様が、福音を伝える働きに歩まれ、人々に慰めと励ましを与え続け、そして十字架への道を歩んで希望をくださったことの預言なのです。
 救い主がお生まれになったときでさえ人間はたくさんの問題をさらけ出してしまいました。けれども神はそのような中を最も良い方へとご計画を進められました。闇の中を歩いている今の社会も、イエス様がお生まれになったときも人間の罪は重いのです。でも、それを乗り越えて光を持ってきてくださってイエス様のご誕生をわたしたちはご一緒にお祝いしました。さあ、私たちが何をしていかなければならないのか、イエス様を信じて歩む者の努めは何なのかをしっかり見極め、この教会を拠点としてその神の国の働きに加わっていこうではありませんか。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満