2025年1月5日 塩山宗満
マタイによる福音書 3章13-17節
新年おめでとうございます。新しい年のこれからのわたしたちの教会の歩みがどのようになるか、期待でワクワクしております。ご一緒に礼拝を守り続け、福音の広がりを願って働き続けてまいりましょう。
バプテスマのヨハネのところへは全ユダヤから人々が集まってきて、列をなして罪を告白し、バプテスマを受けていました。そこへ、イエス様がバプテスマを受けに来られたのです。「イエス様にバプテスマを授けることなどはとても出来ません」と叫ぶヨハネに対して、イエス様は「今は、止めないでほしい。正しいことをすべて行うのは、我々にふさわしいことです。(3:15)」と言われました。人は罪を知って、悔い改め、バプテスマを受けるのだ、と人間にしっかり知らせるために、イエス様はそのことをご自分も受けて示していきたいと思われたのです。イエス様は徹底して人間としての道を歩もうとされたので、人間としてバプテスマを受けることは、イエス様に取ってどうしても必要だったのです。イエス様はどこまでも人を愛しつづけ、私たち一人一人に目を止め、愛し、そして招いてくださるのです。ですから、私たちはイエス様がお受けになったのと同じような形でバプテスマを受けて、神を信じるものになりましょう、とお勧めするのです。
教会はここに招かれている方たち一人一人によって成り立っているのだな、改めて思わされています。ここにおいでになっている皆さんと、今日はここにはおいでになれなかった方たち、それに神が選んでくださって、これから招こうとしておられる方たちのことを覚えて、神からの祝福を祈ります。